低空飛行net

名古屋で2011年から活動する、ひきこもり・メンタル系自助グループ(当事者会)
低空飛行netのブログです

カテゴリ: 日記

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肌寒くなったと思ったら汗ばむ陽気だったり、寒暖差の激しい10月です。
10月17日(月)には低空飛行net定例会がありますので、参加される方はよろしくお願いします。


それぞれの近況報告、最近参加した講演会や講師をしたピアサポーター活動の報告もしつつ、
今後の予定を立てたり、何か秋らしい楽しみについても静かに話ができるといいですね。


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あとカラーの低空飛行netチラシをメンバーさんに作ってもらいました。
注意事項がフキダシで分けられてわかりやすくなっていたり、ほんのり飛行感もあって良い感じです。

なかなか普段しづらい話のできる場を必要とする当事者に届きやすくなればいいなと思います。


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RE_0003
『共に暮らすことが難しい家族の問題を考える』講演会について、「別記事で」と書いてしまったので
(体験発表の内容など)個人的な話に関連するメモは抜いて、ざっと流れだけ箇条書きにしました。


・円卓(えんたく)形式、センターサークルとサイドサークルが対話する時間があり、交互に行う
センターサークルにはいわゆる講師/パネリストが、サイドサークルは聴講者がランダムに配置
・円卓は講師が一方的に教えを説くのではなく、交互に対話
サイドサークル、印象深かったキーワードを紙にマジックで1文くらいで書いて壁に貼る
・生活困窮、困り事の相談口がわからない、社会的孤立
・日本では問題が家庭内に集約されがち、家庭内の不和にも繋がる

・まずセンターサークルの当事者の方が体験談発表
体験談発表に対してセンターサークルの中のみで質疑応答
・サイドサークルの中でセンターサークルのやり取りについて話し合い、キーワードを書き出す
・自分の
サイドサークルは3名、他2名とも現役の支援職員だった
・「呪いがあると示唆する第三者」というワードを出す

・全体共有の時間、壁に貼りだされた各サイドテーブルのキーワードについて進行役が質問
・呪いについて説明、「(親/子)の考えや行動を変えさせたい」と固執している状態など

センターサークルの対談2周目、親側、支援者側からの話が中心に
・呪いの話題、親子ともそれぞれ別の人生、役割、マイナスの磁場とでもいうべきものが発生
・ひきこもり相談に来る3分の2くらい、子から親に「
お前のせいでこうなった」と言われている
・この界隈は支援メニューが乏しい、居住支援の提案

・また
サイドサークルに、意見を出してまた全体共有
・当事者の年齢が上がると親の問題、諦めもあり、役割からの解放がある
・仮に親が悪かったとしてもどうすればいいのか、永遠に反省するのか、せめて対案がほしい

・最後は
センターサークルでまとめ
・拡大家族の消失、叔父や叔母など、斜め上の存在がいれば親を相対化できる、疑似親族を社会的に
・たまたまひきこもりが問題になっているが、社会的孤立が問題


これだけを流し読んでもさっぱりわからないとは思います。本当にメモとして残しておきます。
事前に考えていた内容とは少し違いましたが、様々な新鮮な視点があり興味深かったです。

定例会ではこういった講演会・イベントなどの情報交換もできればと思います。


保険証がマイナンバーカードに置き換えになるとのニュースで急遽申請したり、
慌ただしいブログ更新になってしまいました。


RE_0029
いつの間にか夏も終わり、9月になりました。
今月は9月12日(月)に定例会があります。


初参加・見学希望の方は、まず こちら に目を通してから事前申し込みお願いします。
過去に一度でも参加した事がある方は 2回目以降の参加申し込み を見てご連絡ください。
初めての方は 会場案内の記事 も確認しておくと良いかもしれません。


参加者それぞれの近況報告や情報交換、夏の思い出など聞かせていただければと思います。
初めましての方、お久しぶりの方も気軽にどうぞ。


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8月末に 愛知県のひきこもり支援サポーター養成研修 で講師として話をしてきました。
また定例会でも簡単に報告する予定です。


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今回は新型コロナ第7波もあって急遽オンライン研修となりました。(講師だけ現地に行きました)
「当事者から伝えたい事」というテーマで30分話をして、質疑応答に15分という形式でした。
聴衆の反応も見えないため非常に緊張しましたが、何とか乗り切れてよかった。


ついでに愛知県精神保健福祉センターさんに低空飛行netのチラシを置いてもらえる事になりました。
やや地味な感じなので、低空飛行netのメンバーにもう少し凝ったデザインのもお願いしています。

この日の「当事者から伝えたい事」の体験談でも話しましたが、当事者同士の繋がりというのが
自分にとっては非常に大きかったので、現在苦しさを抱えてこういった施設に相談に来る人たちにも
「ひきこもり・メンタル系当事者会というのがあるよ」という情報が届けばいいなと思っています。


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せっかく栄まで来たので、終了後は 国際芸術祭あいち2022 (旧あいちトリエンナーレ)を観覧。
STILL ALIVE(まだ生きている)というテーマで再出発したようです。

3年前に内容の一部が悪い意味で話題になってしまい、トリエンナーレとしては死んでしまいましたが
名前を変えてまだ生きているという事ですね。


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この現代アートっぽさ、久しぶりです。
最初、写真撮影OKとは知らなくて普通に流し見ていました。
一部の作品に撮影禁止マークがあるのを見てやっと、それ以外はいいのかと気づいた。


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愛知の名産品とかゴテゴテ組み合わせてあるオブジェがついつい細部まで見たくなる作りです。
あと動かして音が出たりするインタラクティブアートも印象的でしたね。


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個人的に一番面白かったのは サロメ とヨカナーンの映像作品でした。

左の男性、ヨカナーン(洗礼者ヨハネ)に向かって
右のVTuberみたいなサロメが歌いかけているように見えるんですが、
実は男性の モーションキャプチャ による一人芝居で、
途中で男性がスーツを脱ぎ捨ててパンツ一丁になるとサロメはぐにゃぐにゃと非人間的に崩れ落ちる。
それでもモーションを模して歌っている姿に、見ている人間の脳は勝手に物語を読み取れてしまう。


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3年前に付いてしまったイメージからか、会期も半ばになるまで関心も持たずに忘れていましたが
何気なく見てみると「どっこい生きてるぞ」という主張を感じられていい刺激になりました。

栄の愛知芸術文化センター以外にも、一宮会場、常滑会場、有松会場もあるようです。
10月10日までなので、誰か暇な人いましたら行きませんか?
(一宮も常滑も有松も今年もう行ったので、1人でも行くぞというほどの強固な意志はない)


RE_0087
夏もそろそろ終盤です。
今年は3年ぶりに開催された祭りにいくつか行けたので、少しは思い出も作れた気がします。


来週は 愛知県のひきこもり支援サポーター養成研修 があります。
感染症対策でオンライン研修という形となりました。当事者側から話をさせていただきます。
がっつり、げっそり緊張していますが、何とか乗り切りたい。




名古屋市の方でも、ひきこもり支援サポーター養成研修の受付が始まります。
こちらはもう3年目となりますが、今年度も低空飛行netが講師をしますのでよろしくお願いします。

ひきこもり地域支援センター発行の「名古屋ひきこもり支援ガイドマップ」にも掲載されますし、
名古屋市近郊で当事者同士の集まりを探している人に届くようになればと思います。


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刈谷と桑名のカラーマンホール。
この夏はお盆以降、天気の良くない日が多かったので物置状態だった部屋の片づけをしていました。


子供の頃に遊んだゲームボーイが見つかって、中の乾電池は塩噴いてボロボロだったので
当然壊れているだろうと、何気なく捨てる前に充電アダプタを繋いでみたらまだ動いて驚いたり。
(しかもいくつかのゲームはセーブデータが消えずに残っていた)


昔、入院した事がありましたが、その前後の時代の物も発掘しました。
ひきこもり支援施設で旅行に行った時の写真、今も通院しているクリニックが開業した時の地図、
大須の電器店でのデジカメ部品の予約票、その裏に走り書きされた電話番号。

入院中に同室だった人と 一緒に抜け出して大須に行った思い出 を以前書いた事がありましたが、
当時はデジカメなんて持っていなかったので、同室の人の買い物で代理に書かされたんでしょう。
退院後に家まで軽トラで迎えに来た記憶があるので、住所と連絡先を交換する口実だったのだろうな。


昔の写真には同時期に入院していた子も一緒に写っていました。
3年ほど前にたまたま親御さんと再会した時には「現在も入院している」と聞きましたが、
出会った時は20歳だった人が、成人してからの人生のほとんどを入院生活しか知らずに生きている。
今どんな気持ちで、この先どんな道があって、どんな助けを必要としているんだろう。


当事者同士の集まり、ピアサポートにはそういう所に役割があるのだと思いたいです。
無駄にしてしまったように思える時間も、失敗した経験も、行き場のない感情も、
同じような境遇にある人に「刺さる」武器になるかもしれない。医者でも支援者でも届かない所に。
自分の弱みだったものが、誰かの荷を軽くするための強みにもなる。
それはきっと自分の荷も軽くする、気がします。

だから、誰か一緒に低空飛行netやりましょう。ピアサポートやりましょう。
また宣伝して終わる。


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猛暑続きの6月から7月になりました。
来週7月11日(月)に今月の定例会があります。


初参加・見学希望の方は、まず こちら に目を通してから事前申し込みお願いします。
過去に一度でも参加した事がある方は 2回目以降の参加申し込み を見てご連絡ください。
初めての方は 会場案内の記事 も確認しておくと良いかもしれません。


今月は16時まで他の予定で会場が使われているそうです。
いつもは開始10分前には会場を開けていますが、今月はのんびりと、16時以降にお越しください。
暑いので水分補給用のペットボトル飲料、水筒などを持参するといいかもしれません。
(会場外に自販機もあるので途中で買ってくる事も可能です)


参加者それぞれの近況、夏の予定なども聞かせてください。
今週8日に愛知県のひきこもり支援サポーターフォローアップ研修もあるので、その報告もできれば。


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先週は事業所のイベントで科学館に行ってきました。
この日の最高気温37~8度、猛暑のためか、カラスが口を開けたまま置物みたいに固まっていた。


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見慣れた名古屋市のマンホールもありました。
小学生の頃以来なので何かどれも新鮮です。


プラネタリウムも定番の 夏の大三角 や北極星の探し方から始まって、
金や銀、プラチナなど鉄より重い元素がどのようにできたのか、
中性子星の衝突「 キロノヴァ 」のイメージ映像も交えてスケールの大きな解説を楽しめました。

暗くなってしばらくすると左右からイビキが聞こえてきて「本当に堂々と寝る人いるんですね……」
と隣の席の同僚を見てみると、明らかな寝息が。あんたもか……。


終了後にはイビキをかいていたと思われる人に、後ろの席だったらしい年配の人が詰め寄り
「謝れ!」と喧嘩になりかけていて、人間社会のスケールの小さな衝突も観測できました。

暑いしみんな気が立っているのだろうけど、なるべく心広く、遠くを見るようにしたいものです。


RE_0003
6月の定例会に参加された方々、お疲れ様でした。
次回の定例会は7月11日(月)にあります。今回来られなかった方はまた来月どうぞ。


蒸し暑い日でしたが雨は降らず、久しぶりに来てくれた方々とも話ができてよかったです。
それぞれの病気や仕事、事業所の事、クリニックやカウンセリング、診断書など医療機関の話、
またピアサポート活動の話、最近観た映画、オートミールの食べ方など色々な話題がありました。


病気との付き合いは馬に乗るようなもので、自分とは別に馬の機嫌とか都合もある、
気性が荒く振り落とされたり、テコでも動かない時があったり、思い通りにならない事も多いけど
付き合い方がわかってくると息を入れるタイミングが掴めてきたり、「乗りこなせる」かもしれない。
というような話もしました。(全く同じような事を前にも話したか、書いたかした気がする)


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事業所の方にいただいた絵本も持参して関心ある方に読んでもらいました。
物語後半に意味ありげな有刺鉄線が描かれているのですが、皆言われるまで気づかなかったとか。


自助グループを始めた頃、最初の1年目に誰もいなくなってしまった事を思い出して話をしました。
テーマや持ち時間を決めて順番に話をするとか、本などで色々なやり方を調べて試行錯誤しましたが、
自分が何をやりたいかよりも(民主的といえば聞こえがいいですが)結局他人の顔色を窺って、
責任を分散させたい覚悟のなさからフラフラ迷走してしまったのが良くなかったなと。

堂々と、自分のやりたい事を誰のせいにもせず黙々と続けている方が周囲からは安定して見える。
まあ、上手くいかない所からやり方を見直して、また立て直すという過程がなかったら
今でも失敗に怯えて顔色を窺っていたかもしれないので、どれも必要な経験だったと思っています。


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定例会以外にも色々な事があった1週間でした。本当に色々あった……。
何となく思い立って、金曜の事業所帰りに なやばし夜イチ に寄ってみる。

ちょうど夏至の時期、19時過ぎてもまだ明るい。


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毎月最終週の金曜、納谷橋周辺に出店が立ち並ぶイベントです。

もう5年以上前になりますが、低空飛行netを手伝ってくれていたコンビが店を出しています。
 前回お会いした のが2019年で、その後コロナ禍だったので久しぶりに顔を見に行こうかなと。


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1枚目の写真はオードヴィ ド レザンという、長野の小布施ワイナリーのブランデー。
お爺さんが採算度外視で、寝ずの番をして作った希少な一品らしいです。
他にも店ではあまり見かけない希少なお酒がたくさんあります。
(抽選販売で頑張って手に入れているとか)


「そうやって好きな事を楽しそうにやって生きていく道もあるんだと背中を見せる事が、
 今ひきこもっている人にとって何より希望を与えるロールモデルになるよ、素晴らしい事だよ」
と、酔いにまかせて伝えておきました。
マスターは今も 不登校新聞 にライターとして関わっています。

「(アルコール度数)56度は低い方ですよ~」とか言ってるおかしいユニークな店なので
誰にでもおすすめとは言えないですが、珍しいお酒が好きな方は一度覗いてみてください。


RE_0013
久しぶりに外で飲む酒は美味しかったです。
(あれ、久しぶり……まあいいや)


長くやっていると、縁ができたり、切れたり、切れたと思ったら繋がっていたり、色々あります。
お互い生きてさえいればまたそのうち会えるだろう。

「陸で繋がっているならこのまま歩いて帰れるだろう」
という大らかな気分になって、夜風にあたりながら歩く帰り道は嫌いじゃないです。
名古屋駅に着く頃には酔いも醒めて、普通に電車で帰るにしても。


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