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毎週、徒歩でサファリパークを巡回するような緊張と疲労感のためブログ更新する余裕が無く。
今回は8月29日に行ってきた覚王山周辺の街歩き報告をします。(また写真多めです)


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夜のうちに雨が通り過ぎてくれたので、当日は晴天に恵まれました。
待ち合わせた覚王山駅を出て、日泰寺の参道を歩きます。

前に覚王山に来たのは低空飛行net(の前身フジヤマ会)を始める前なので、実に7年ぶりです。
この日は一緒に会を立ち上げた「フジヤマFの方」も久々に街歩きに参加してくれました。
(以前ブログでも書きましたが、最初期はフジヤマ・F・太郎とフジヤマ太郎Yの2人組でした)

参道にはお洒落な店も増えていました。7年前は えいこく屋 で紅茶を買った記憶があります。


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FFのラスボスみたいなオブジェ(客寄せになるのだろうか?)のある店や、古い旅館も。
オブジェは10月末からやっているらしい 参道ミュージアム に関連した作品なのでしょうか。


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赤い螺旋階段には見覚えがありました。チーズの店らしい。

「この先は水分補給できる場所があまりない」という達人の助言に従い、自販機で飲み物を購入。
参道から1本わき道に出ると、なだらかな坂になった五叉路が見えます。


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この日は定休日だった 覚王山アパート の外観だけでも見ていく事にしました。
玄関やトイレにも作品を展示したりしているようです。

五叉路の近くにあるのでゴサロサロンみたいなものだなと思いながら移動。


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細い坂道の路地を通って参道に戻ります。
ゆるいカーブの道を歩いて行くと、遠くに 日泰寺 の山門が見えてきました。


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変な呪い人形みたいなのが飾られた米屋では五平餅などが売っていました。

石材店のキティちゃんは以前にも見覚えがありましたが、きかんしゃトーマスは新作だろうか。
7年という年月で街の様相も変わったと思いますが、変わらないものもある事に安堵を覚えます。


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木製の仏像や地蔵などを見つつ、日泰寺に到着。
日泰寺の日は日本、泰(たい)はタイ王国の事です。

タイから分与してもらった釈迦の遺骨を納めるために宗派を超えて建立された唯一の寺院で、
覚王山の覚王というのも覚りの王、釈迦の事なのだとか。
山門の左右に置かれているのも仁王像ではなく、釈迦の弟子である 阿難迦葉 の像です。


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五重塔は平成9年建立らしいので比較的新しい。
広々とした敷地には参拝客も少なく、静かな平日の午後といった雰囲気です。

本堂の向こう側には 東山給水塔 の屋根が見えます。
近くで見てみたかったのですが、寺の裏側に回り込む必要があり、時間の関係で諦めました。


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本堂の隣にはタイの チュラロンコン大王(ラーマ5世) の像が。
名君として現在も人気があり、妻が160人以上、子供が77人いたというスケールのでかい王です。
日泰寺の本尊となっている釈迦金銅仏も、タイの国宝だったのを贈ってくれたのだとか。

その釈迦金銅仏を参拝して、ふと後ろを見るとおみくじのガチャがありました。
何となくご利益が薄そうな。


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東の出口横に浄メ石という謎の回せそうなやつが。
使い方がわからず触りませんでしたが、帰って調べたら輪廻塔という石柱らしいです。

次は、坂を下りて少し南下した所にある 揚輝荘 北園に向かいます。


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揚輝荘は元々、松坂屋の初代社長が作った別荘なのだとか。

北園と南園があり、北園には伴華楼(ばんがろう)という バンガロー をもじった建物が。
尾張徳川家から移築された座敷に、洋室を新築してドッキングさせたのだそうです。


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中は現在一部だけ公開されていて、看板や暖簾なども展示されていました。
和風な所を残しつつ、床や壁のタイルパターンがモダンな感じだったりと面白い建築物です。


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庭園内には稲荷神社もあります。
赤い鳥居をくぐって下りると鯉の泳ぐ池があり、時間帯が良ければ
水面に日泰寺の五重塔が逆さまに映るのを観られるのだとか。


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庭園には白雲橋という橋があるのですが、2週間前の台風で倒木があり工事中になっていました。
北園のシンボルらしいので観てみたかった……。

あとは三賞亭という茶室を観たり、赤いキノコを見つけたり、
蚊に刺されたりしながら北園を出る。


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案内のおじさんには「また紅葉の季節に来るといいですよ」と言われました。
教えてもらったマンション横の通路を歩いて南園に。

聴松閣という山荘のような建物にやってきました。
ここはかつて迎賓館として使われていたようです。
8月29日はたまたま開館記念日だったので無料開放されており、粗品も貰えました。


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食堂だったエリアは現在喫茶店として利用されているようです。

閉館まで30分ほど。案内の人が「時間がないから駆け足で」と各部屋の解説をしてくれました。
床に角材の跡がつけられているのは「なぐり仕上げ」というそうです。
「殴り仕上げ」だとばかり思っていましたが、後で調べてみると「名栗仕上げ」らしい。
殴りをもじったようです。


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松坂屋の初代社長、 伊藤祐民 の「いとう」が彫られています。

2階に上がる階段の手すりも名栗仕上げだそう。
横幅を広めに造られているのは、客人と話しながら上れるように考えられているのだとか。


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2階には書斎や客間がありました。

初代社長はインドまで行ったらしく、部屋の天井や窓が船のイメージだったり、
部屋ごとにインド風、中国風だったり、和室が一つだけあったり、趣向が凝らされていました。


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トイレだった場所も。

3階は使用人の部屋だそうで、入れませんでした。
客人が使用人に見下ろされたり、すれ違ったりしないよう階段も別々だったり、
製作者の意図、計算を強く感じる造りです。


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最後は一番の見所らしい地下1階に。

まず飛び込んでくるインド壁画の異国オーラに度肝を抜かれます
これは瀬戸まで陶器を学びに来たインド人に描かせたものだとか。

全長170mもある地下通路があり、正確な目的が不明なまま初代社長が亡くなったとか、
面白いエピソードが多く、解説を聞けて良かったです。


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地下にはホールがあり、小さな舞台やカウンター、インド式の瞑想室も備わっています。
この部屋は夜間3000円で借りられるそうです。

地下1階なのに窓から陽光が入っているのは、わざわざ窓の位置まで掘り下げているのだとか。
窓ガラスにはヒマラヤ山脈が彫られていて、製作者のインドへの傾倒が見られます。

館内を見終えると閉館時間まで残り2分、ぎりぎりで全部観覧できました。
同行者はゆっくり写真を撮ったり、自分のペースで見たかったかも……と言っていましたが、
そうしていたらこの面白い地下1階を見る時間はなかったかもしれない。難しい所です。


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揚輝荘を出た所で途中参加したいという人からメールが来ていた事に気付く。
Fの方が次の予定があると言うので、覚王山駅で別れる事に。

7年前に覚王山に行った面子で、現在も付き合いが続いているのはFだけになってしまいました。
7年という年月はそういう長さなのかもしれない、努力や相性だけの問題ではなく。
7年後には、今、一緒に歩いている人たちとはどうなっているのだろうか。

Fと別れて、途中参加の1人が合流して、駅から東に歩きます。
坂の上には 昭和塾堂 が見えてきました。
昭和3年に作られ、現在は愛知学院大学の研究棟として使われているようです。


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昭和塾堂を通り過ぎて、山道のような道を登って 城山八幡宮 に。
お札を焼く煙?が立ち込めています。

手水舎には四葉のクローバーをかたどったローズクォーツの水盤がありました。
近年、恋の三社めぐりで有名になったので、恋占いの水みくじというのをやっているようです。
こういう俗っぽさは好みが分かれる所かもしれませんが、歴史を生き延びるには仕方ないのかも。


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桃取石という、青い石と赤い石の間をカップルが目を瞑って出会えたらOKという石や、
連理木という幹の絡まりあった木もありました。(病気のためビニールかかっていましたが)


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また坂を下りて覚王山駅に向かいます。坂の多い街でした。
何か忘れていると思ったら、 末森城址 を見るのを忘れていた。


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18時に地下鉄で本陣駅に到着。新たに1人と合流して Baan Tawan バーンタワン に入ります。

覚王山の街歩きなのにどうして最後は本陣の店に?という疑問もあるかもしれませんが、
日泰寺で日本とタイの結びつきを学んだ後にタイ料理を味わうという、深い考えがあっての事で
何らおかしい所はない。


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店内はお洒落なカフェ風です。
1つだけ5人掛けの席があったのでちょうど良かった。
歩いた距離はそれほどでもなかったですが、坂道が多くて結構疲れました。


メニューの「すげぇ辛いラーメン」や「まぜソバ」も気になりましたが、
パクチーモヒートと、タイ料理らしいガイトードを注文。
他の人は豚バラパクチーやガパオライス、海老のナンプラーアヒージョなどを頼んでいました。


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揚輝荘で粗品として貰ったせんべい、クリアファイルと一緒に。
揚輝荘は今回行ってみて予想以上に満足感のあった場所でした。

ガイトードはピリ辛のタレがかかっている、タイの唐揚げです。
山盛りを頼んで皆で食べましたが、非常に美味しかったです。


岡崎、竹島水族館、日間賀島、伊勢など、そのうち街歩きしたい所についても話をしました。
街歩きでなくても、夜に食事だけでも良いかもしれない。


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この唐揚げにはビールしかない……とシンハービールを追加注文したものの品切れらしく、
代わりにレオビールを注文。「レオ」と名乗りながら、でかでかと描かれていたのは豹の絵。

他の人が頼んだグリーンカレーも一口いただきましたが、辛さよりもココナッツミルクの
まろやかな甘みが印象的でした。


落ち着いた雰囲気で混んでもおらず、ゆっくり話をするには結構良い店だったかもしれない。

店を出ると20時、夜は随分涼しくなりました。
今年の夏ももう終わります。