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先週は急に予定がなくなってしまったので、たまには外に出ようと久々の一人街歩きに。
以前から行ってみたかった熱田神宮南にある 七里の渡し 周辺を歩き倒す事にしました。


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とりあえず宮の渡し公園まで歩いて、その後どうするかは考えず、気分で行き先を決める事に。
地下鉄の伝馬町駅を出ると旧東海道と書かれたアーチが目に入ったので、そこを歩いてみる。


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街灯に錆びた文字で「旧東海道」と書いてある以外は何の変哲もない住宅街の道路です。

旧東海道と美濃路、佐屋街道の分岐点にあったらしい道標と案内板がありました。
ここから少し北の方に歩くと、1号線越しに熱田神宮の鳥居が見えます。
しかし向かうのは神宮とは反対方向の南です。


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ふと歩道を見ると、抽象度が高すぎてどう見ればいいのかよくわからないマップが。
雲の渦の中心を抜けた堀川の水底に、失われた熱田宮まちがあると示しているのかもしれない。

宮宿の陣屋跡地に建てられたという、あつた蓬莱軒の本店を横目に堀川方面に歩きます。


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宮の渡し公園に到着。
写真で見ると曇り空にしか見えませんが、雲の多い晴れといった感じの日でした。

現在は堀川祭りの準備中のようで、人はほとんどいないですが鳩がいます。
ここにも地面に何か描いてある。


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昔はここが海岸で、名古屋の南端だったのかと思いをはせる。
昔の人がんばって埋め立てすぎ。
今ある常夜燈や時の鐘の鐘楼は、太平洋戦争後に復元されたものらしいです。


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船着場跡のでっぱり部分には店名や人名の入った提灯が並んでいました。
遊覧船の発着ができるようになっているようですが、自分以外には人っ子一人いない。
解放感で出かける前よりも気分が晴れてきました。


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宮の渡し公園を出て堀川沿いに歩き、小さな公園を通って橋の上からでっぱり部分を見てみる。
神宮方面の道を行くと寺などがあるのですが、何となくそのまま川沿いに北上していく事に。


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この辺りはマンションや古い家の合間合間の狭いスペースに神社がぽこぽこありました。
大瀬子公園脇にあった神社には熱田魚市場跡の案内板が。海だったなら魚市場もあるか。

歩道の魚の絵を見て、前のあれはマップではなく何かの絵だったのでは?と気付く。
まぎらわしい矢印が何なのか気になりつつも先に進みます。


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また神社の横を過ぎると噴水のある南堀川端公園が見えました。
自転車に山のように荷物を積んだおっちゃんが、裸足のままベンチで寝ている平日の午後。


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白鳥庭園まで来たので入ってみると、そこかしこで剪定していました。
もう少し時期が遅ければ紫陽花が見頃だったかもしれない。


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川や滝もあって涼しげですが、この時期はもう蚊がいるというのを失念していました。
やっぱり庭園には春か秋に来るのが良いような気がする。


しかし緑一色の葉っぱにもそれぞれ濃淡や陰影があり、一様ではない彩りが感じられます。
明度差、彩度差が乏しければ平坦に見えてしまう、陰影が個を際立たせて彩りを作るのだなと。
不幸は人生の醍醐味の一つという考え方もあるし、彩りある時間には必要な陰影なのだろう。


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精確に鯉のえさを掻っ攫うカラス。
平日の午後は人も少なくて、貸切のように見られて最高ですね。蚊さえいなければ。

この辺で飽きてきたので足早に出口に向かう。
誰にも合わせなくて良いのでどんどん自分のペースで動くように、自分の欲求に忠実になる。
取り戻していく感じ。


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白鳥庭園を出て、御陵橋を渡ります。
橋の上からH型の 名古屋国際会議場 と青白い橋が見える。

行けなくはなさそうな距離にあるんだな、後で行ってもいいかな。
その時に目に入ったものを、己の気分と足だけで制覇していけるのが一人歩きの醍醐味です。


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何か結界があると思ったらハロワだった。
しかし今のお前ならば通れるはず。

白鳥御陵 に着きましたが、普通に蚊が多いだけの小さい森でした。
特に感慨もないし、ヤマトタケルの墓でもないし……。


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白鳥御陵に行ったら 断夫山古墳 にも行かなければ。
消防団の半鐘?のある道を通って熱田神宮公園に。

約150mもある愛知県最大の前方後円墳に沿って公園内を歩きます。
しかし古墳というのは小山でしかないので、どうしても茂みの前の案内板写真になってしまう。
実際近くを歩くと、街中に切り取られた森があるというのは独特の存在感を感じられるのですが。


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ここで西高蔵駅から帰る事も考えましたが、歩くのを終えるにはまだ全然明るい。
せっかく来たので名古屋国際会議場のスフォルツァ像を一度見てみようと
遠くから青白く見えていた熱田記念橋を渡って白鳥公園に向かいます。

やけに学生が歩いてくると思ったら、名古屋学院大学から駅までの通り道になっている模様。
橋を渡ると変なオブジェがくるくる回っていました。


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元 デザイン博 の会場だけあってそこら中にモニュメントっぽいものがあります。
惑星マークのついた柱は創造の柱というようです。
手前の気になる木は、調べてみたらアコウの木らしい。

センチュリーホールは白鳥のイメージだそうですが、白鳥よりは蟹に見える。


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国際会議場の前にある 幻のスフォルツァ騎馬像 です。
ダ・ヴィンチが製作中断した、この世に存在しない作品でしたがデザイン博で復元されました。
今となってはこれを寄贈した東海銀行の方が幻になってしまった。

高さが8m以上あるので、下から見上げるとかなり迫力があります。
スケールの大きいものを見ると、日々くだらない事に煩わされるのが心底無駄な時間に思える。

想像していた以上に見応えがあったので、やはり来て良かった。


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そのまま西に歩いてコンビニで飲み物を買い、日比野駅から帰りました。
(この後もまだ寄り道してから帰ったのですが)

昔よりも人と接する時間、求められる役割も増えて、我慢もしなければならない。
やはりこんな風に一人で歩いて、身一つで始めた時の事を振り返り、取り戻していく時間が
自分には必要なのだと再確認した一日でした。