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今週13日に瀬戸の街歩きに行ってきました。とても長くなるので、前・後編に分けます。
(自助グループのブログなのに街歩きレポートにだけ異様に力が入っていると評判です)


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当日は晴天に恵まれて本当に良かったです。
名鉄の栄町駅から尾張瀬戸駅まで、急行に乗って30分ほどで到着。
駅を出ると、10年ほど前にできたらしいランドマーク パルティせと が目に入ります。

そのまま瀬戸の真ん中を流れる矢田川瀬戸川沿いを少し歩くと、特徴的な建物が見えました。
明治期からある木造4階建ての陶器店、丸一国府商店だそうですが、月曜休業のようで入らず。
後で地元のメンバーに聞いた話だと、昔偉い人が瀬戸を訪れた際、ここの3階に宿泊したとか、
大きな火事があった時に燃えないよう優先的に保護されたというような逸話があるようです。


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とりあえず昼食をとれそうな店を探して商店街を目指す事に。
平日の昼間に、狭い路地、味のある昭和な街並みを歩きます。


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路地の先に せと銀座通り商店街 がありました。
雛めぐり期間中だからか、つるし飾り?が出ています。

レトロで個性的な店が立ち並ぶ中から飲食店をチェックしつつ、足早に通り過ぎていく。


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商店街を東に抜けると深川神社の参道に出ました。
この真新しい鳥居は2014年に再建されたらしく、根元に瀬戸焼の陶片があしらわれています。

参道沿いには商店街より更にレトロな店々が。
宮前地下街と呼ばれているようですが、どう見ても明らかに地上にあるのが謎です。

ここに老舗の瀬戸焼そばの店がありましたが、あまり広くない店内に客が結構いたのと
写真撮影禁止の張り紙を見て、引き続き他の店を見て回る事に。


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見込んでいた瀬戸焼そばの店は閉まっていました。せっかく来たので 深川神社 に参拝。

深川神社は創建が奈良時代(西暦771年)という非常に歴史の古い神社で、瀬戸の産土神です。
同行者は危難除けの御守りを買っていました。
同じ境内にある陶彦神社は瀬戸焼の陶祖、藤四郎(加藤四郎左衛門景正)を祀っているそうで、
4月には陶祖まつりという神事があるようです。

参拝を終えたあたりで、車で来た人から連絡が来たので参道で合流。


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銀座通り商店街で気になっていた 窯のひろば というNPO法人が運営する店まで戻り、
健康ランチ500円(+150円で珈琲も付きます)を注文。
皮が大根の餃子、キャベツの梅マヨ和え、れんこんと大根のきんぴら、塩麹の野菜スープと、
薄味で、大変ヘルシーな料理でした。(年配向けっぽく、成人男性にはややボリューム不足かも)

瀬戸在住で現地ガイドをお願いした人、その他遅れてきた参加者たちに現在地を伝え、
某ドラクエのように導かれし者たち(遊び人)が集結しました。

瀬戸では絶大な人気を誇るらしい給食メニュー、てりかけの話などを聞いたりしつつ、
食後は奥の掘りごたつ席にあった大正・昭和時代の雛壇を見て、店を出ます。


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銀座通り商店街から狭い路地に入ると、脇の民家には子供が学校で作ったらしき粘土細工が。
瀬戸の子供は幼い頃から陶器作りの英才教育を施されるらしいです。

路地を抜けた所に、瀬戸まち空家再生プロジェクトの 深川アパートメント がありました。
街歩きの下調べ中に知って、訪れてみたいと思っていた場所です。
外から見ていると、ここを利用しているWAVER weaverの作家さんが声をかけてくれました。


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手紡ぎ、手織りや草木染めをしているそうで、アンティークな糸車を見せてくれました。
壁や棚には、茜、マリーゴールド等を使って染めているらしいカラフルな糸が並んでいます。
同行した詳しい人との専門的な話題には全くついていけず……。

栄にあった「 さくらアパートメント 」や「 覚王山アパート 」の方向を目指しているのだとか。
隣の部屋は手作り雑貨の販売、裏側のもう一部屋はフラワーアレンジメント教室だそうです。
狭い通路やスペースの中に、人も、作品も、熱意も、雑多に詰め込んだような印象でした。


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名古屋から訪ねて来る人は珍しいからか、「ラピュタの屋根裏部屋のような」
2階にあるスペースも特別に見せてくれる事に。

外からは平屋に見えたのですが、梯子を上ると四畳半もないくらいの小部屋がありました。
天井が低く、目線の高さにエアコンが設置されていたり、窓を開けるとすぐに屋根があって
トランペットを吹くのに最適そうでした。

もう少し滞在していたかったですが、次の目的地が15時までで、既に14時だったので退散。


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アパートメント近くに酒屋があったので覗こうと思いましたが、月曜定休でした。

また銀座通り商店街を通って西に。
店の前や店内には年代物の様々な雛人形が飾ってあります。


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瀬戸は盆地になっていて、駅のすぐ裏手の坂を上れば街を一望できるのが素晴らしい。
街中の柵などにも瀬戸焼の陶片が埋め込まれていました。

結構急な坂を上った所に無風庵というギャラリー兼休憩所があります。
横には日露戦争戦没者の慰霊碑も。

中に入ると、顔をスプーンやレンゲで作った雛人形が飾られていました。
管理人さんが桃の節句やつるし雛の由来、この無風庵は元々は豊田の小原村から移築された
藤井達吉 の工房であった事などを説明してくれます。


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そのまま管理人さんに案内されて、庵から少し離れた所にある加藤滝川の陶房に。

石壁の表と裏の色の違いや、釉薬の塗られた灯篭などを熱っぽく語ってくれる管理人さん、
(無風庵を留守にしたまま離れていくけどいいのか?)と困惑しつつ、説明を聞きます。
常滑とは違い、瀬戸は窯場のあった場所が点在しているので観光地としては不便なのだとか。


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無風庵を出て、坂道を下りていくと途中にアートスタジオがありました。
人の下半身を模したネット?など、トリエンナーレ期間中の街を歩いているような感覚です。


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久米邸に着きました。昔は眼医者だった古民家で、現在はカフェなどにも利用されているとか。

ここにも明治、大正、昭和時代の雛人形が飾られており、自由に観覧できるようです。
庭には樹木と接続された変なオブジェが。(同行者は 魔人ブウ の巣とか言っていました)


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久米邸を出ると一時、霰が降りました。
以前から「瀬戸は盆地で山も近いので天気が変わりやすい」とは聞いていましたが、
名古屋から近いのに気象に違いがあるようです。

また銀座通り商店街を横切って 瀬戸蔵 に向かって歩いていると、途中にある
味噌カツ屋の駐車場に味のあるオブジェが並んでいたので思わず全部見て回ってしまいました。
特に何かのイベントで設置されているという訳でもないようですが、結構な力作でした。

瀬戸は街中にB級スポットっぽい濃さが見え隠れして、歩いていて面白かったです。
街歩きレポート前編はここまで、続きはまた近いうちに更新します。