今週は4ヶ月入院している父親が別の病院に転院したりで更新する余裕がありませんでした。
家の介護ベッドを撤去した時に予想していた事ですが、もう帰ってくる事はないと思うと気が重い。
来週5月5日(土)に5月の 低空飛行第2@高畑 があります。
14時から開けていますので、まだ定例会しか参加した事がないという方もお気軽にどうぞ。
第2の方はお菓子を食べながら雑談したり、おすすめの音楽や動画を流したり、
どこかに行く予定を立てたりと、定例会よりも比較的ゆるめな雰囲気でやっています。
連休中に特に出かける予定がない人は覗いてみてください。
23日に低空飛行メンバーと熱田神宮を歩いてきたので報告します。
神宮西駅で待ち合わせて、2番出口を出てすぐの所に下知我麻神社が。
熱田神宮は本宮以外にも境内摂社が10社以上あるので今回は普段見ない所まで見てみます。
まずは西の鳥居から入って神宮を横断して蕎麦屋で昼食をとる事にしました。
かつてこの西の入り口辺りには加藤清正が再建した 鎮皇門(国宝) がありましたが
熱田空襲で焼失してしまったらしい。
熱田神宮の東側から出て目的の蕎麦屋に到着。
自分は田舎蕎麦と天丼のセットと蕎麦焼酎の蕎麦湯割りを頼みました。
田舎蕎麦は蕎麦殻まで挽いたもので風味が強くコシがあり、天ぷらもサクサクで美味しかったです。
お茶が蕎麦茶なのも嬉しい。
店を出て、隣にあった 秋葉山 圓通寺 が気になったので入ってみる。
現地では遠くから見ただけで気に留めていませんでしたが、
ここにある毘沙門天像と鬼像は桃太郎神社などのコンクリート作品で有名な 浅野祥雲 作らしい。
熱田神宮は中にも外にも様々な神社があって、民家の隣りにも小さい神社がありました。
駐車場の方からまた神宮の中に入って清雪門を見る。
草薙剣が盗難されて 以降は開かずの門になっているらしい。
この盗難事件は疑惑だらけで面白い。というか天智・天武時代は怪しい話が多くて面白い。
写真だけ見ると同じような感じなのでどれが何社だったのかわからなくなります。
これは日割御子神社で、海に突き出た所にあったので干崎=日割(ヒサキ)となったといわれる。
古い神社名は大体初見では読めない所が多いので適当に流し読みしてください。
南側の駐車場に出ると何人かで神社の旗?など出していました。
祭事に使う物なども、普段はあんなニトリで売ってそうなケースに収納されているのか。
神宮の南にある一番大きい鳥居に。ここから外に出ると あつた蓬莱軒 があります。
この鳥居をくぐらず左に行くと上知我麻神社があり、
ヤマトタケルの妃ミヤズヒメの父親、尾張国造の乎止与命(オトヨ)を祀っています。
最初に見た下知我麻神社の方は母親を祀っていて、本宮で祀られる建稲種命(兄)も合わせて
熱田神宮が 尾張氏 ファミリーの神社だとわかります。
上知我麻神社の北には八剣宮があります。昔の地図だと本宮とこの八剣宮だけ別格扱いです。
神宮内には様々な摂社の他にも眼鏡之碑という遮光器土偶の像もありましたが、
どうも名古屋眼鏡商業協同組合が勾玉作りの神、 玉祖命 を祀って奉納したようです。
何か水鳥がいた池と、売店の前を悠々と歩いていた鶏。
昨年、熱田神宮の鶏が最後の一羽になったとニュースで見た記憶がありますが、
最低でも三羽は見かけました。誰かが補充したのだろうか。
樹齢1000年以上の大楠と、本宮の前にある信長塀。
信長が桶狭間の戦いの前に戦勝祈願して、勝ったので奉納したという塀です。
戦前までこの塀の切れ間に 海上門(国宝) がありましたが、鎮皇門と同じく戦災で失われたそう。
信長塀の先には西楽所という江戸時代からある建築物が。
かつては東楽所というのも向かいあって建っていたそうですが、やはり戦災で燃えてしまった。
やっと本宮の前まで来ました。外国人観光客の団体がいたので参拝はとりあえず後回しに。
本宮の脇から後ろをぐるりを周れる「こころの小径」というのがあったので行ってみる事に。
本宮の裏側辺りに熱田大神(天照大神)の荒魂を祀る一之御前神社があります。
そんな所があるとは最近まで知らなかったのですが、2012年末までは一般に公開されない
禁足地だったらしい。昔の書物によると荒魂ではなくヤマトタケルの従者を祀っていたらしいですが。
都会の中とは思えない山道を歩いて、清水社で湧き水を汲んだりしました。
飲用はできませんと注意書きがあったけど、こんな葉っぱが浮かんでいる水はさすがに飲めない。
明治になるまで草薙剣が置いてあったという土用殿。
こころの小径を周ってまた本宮の前まで来たので参拝しました。
今までは本宮に直行して参拝して帰っていましたが、今回は知らなかった所をじっくり周れました。
宝物館にも入ってみましたが(入館料300円)、展示スペースは思ったよりも狭い。
写真は入り口にあった2m以上ある大太刀です。(館内は撮影不可)
斎藤吾朗の絵 や南極の石、武将が熱田神宮に書いた手紙、刀剣、天狗爪(サメの歯の化石)など
熱田神宮が所有する宝物の一部が月替わりで展示されているようです。
歴史好きには見所も多く、緑も多いので散歩にも最適です。鶏とも遊べるし。
外に出て、道路を挟んだ西側には源頼朝の出生地もあります。
門だけあってその裏側は駐車場になっていて寺に入れず、何か張りぼて感がある。
17時過ぎていたので金山駅に。
喉が渇いたので色々飲みつつ、今年10月で閉館してしまう名古屋ボストン美術館の
ボストン美術館の至宝展 に行きたいなどと話しました。
夕食も食べようという事になり、スパイスカレーを食べたかったのですが
店の休業日だったので担々麺にしました。連続で麺類です。
注文したのは黒胡麻担々麺、辛いですが胡麻が軽減してくれるので苦手な辛さではない。
神社と麺類の1日でしたが良い思い出になりました。
また来週の低空飛行第2の時にでも、どこかに行く計画を立てられると良いですね。