26日(木)に コミュニティカフェかかぽ に行き、ついでに中小田井の街を歩いてきました。
翌日も仕事後に小田井の病院に行ってかなり待たされたので、まだ疲れが残っています。
かかぽは何度か見学に行った 一般社団法人しん さんの運営する就労継続支援B型事業所です。
地下鉄鶴舞線の庄内緑地公園駅1番出口から徒歩3分くらいの住宅街にあります。
名前の元ネタは カカポ という世界で一番重い、飛べないオウムでしょうか。
昔好きだった漫画でその雑学が紹介されていたのを何となく思い出しました。
注文は、セットやドリンクの番号を自分で書き込んで渡す珍しい形式。
これなら注文間違いも少なく、接客するB型事業所の利用者さんに優しい合理的なシステムです。
セットはベーグルやホットケーキ、ぜんざいやアイスと、各種ドリンクの組み合わせを選べます。
ベーグルは4種類くらいから選べたのでくるみベーグルを選びました。
ドリンクは「世界が注目するスーパーフード茶」「あらゆる悩みにおすすめ」
という説明文が最強っぽい、 モリンガ というお茶を頼まずにいられなかった。
注文して待っている間、入り口付近にあるレンタルBOXを見てみる事に。
1BOXを月額500円でレンタルできるシステムで、色々な手作り作品が目を楽しませてくれます。
同行した人は手作りの石鹸などを買っていました。
くるみベーグルとモリンガのセット(350円)です。
ベーグルはまだ温かく、思ったよりもくるみがどっさり入っていて美味しかったです。
モリンガは「十六茶に入ってるうちの1つみたいな味」という同行者の評が的確だと思いました。
ベーグルとドリンク、どちらもプレーンで薄味のものを選んでしまったので、
どちらか片方をもっと甘みか酸味の強いものにしておけばよかったかもしれない。
今回、何も連絡せず普通に客として来たのですが、しんの中山さんが覚えていてくれたようで
わざわざ声をかけてくださいました。
2階の見学はできますか?と聞くと直々に案内してくださるそうで、食後に見せてもらう事に。
カフェからそのまま上に行けるのかと思っていたら、一度店の外に出て
建物の奥側にある隠し通路のような所から上がるようになっていました。
2階のレンタルスペースはA、B、Cの3部屋あり、手前でスリッパに履き替えます。
ABの部屋とCの大部屋の間にはトイレがありました。
Aの部屋は6~10人用の小さい部屋で2時間1000円でレンタル可能、
Cの部屋は20~30人用、2時間2000円でレンタルできるそうで、キッチンも備えています。
ベランダからは風光明媚な自転車置き場が一望できます。
残るBの部屋は、以前浄心にあった「若者スペースいま」が移転して活動しているそうで
レンタルはしていない模様。
一応、10:00~12:00 / 12:00~14:00 / 14:00~16:00までが利用可能時間ですが、
夜間の利用も応相談だそうです。(宣伝してくださいとの事だったので宣伝してみました)
ストリートビューで見た時から気になっていた隣のあばら家。
とびらの隣も屋根に穴の開いた廃屋があった ような。
かかぽを出て、中小田井の街歩きに繰り出しました。
庄内緑地公園沿いに、一定区間ごとに地蔵堂が設置されたゾーンを歩いて 星神社 に。
歴史のある神社のようですが工事中でした。
モノリスのような謎の石碑や祭壇があったり、菩薩像があったり。
普通の住宅街を西に歩きます。
GoogleMapsで見ると、通れそうだけど道路の色がついていない道があるので行ってみると、
どうも寺の敷地内にある私道のようでした。
門が閉まっていたので行き止まりかと引き返しかけましたが、猫が悠々と通り抜けて行くのを見て
「猫が通るなら人の通れぬ道理はない」と門を開けて通ってしまいました。
鍵は閉まっていなかったし大丈夫だろう……。
猫に誘われるようにマンションの公園横を通り、鳥居を抜けて五所社に。
ここにもまた大きな石碑が。中小田井には巨石文明でもあったのだろうか。
さっきの寺や、この神社の辺りから、もう町並み保存地区に入っています。
かつてタバコ屋だった痕跡のようです。
五所社を出たこの道が岩倉街道で、北にある中小田井駅まで古い街並みが続いています。
看板も良い味を出している、米屋らしき店。
車一台くらいしか通れなさそうな狭い道をのんびり歩いていきます。
駐車場の横に唐突に土俵が。こんな野生にある?土俵なんて初めて見ました。
古い建築物も所々にありますが、特に観光地でもない普通の古い民家です。
華美な見所はないですが生活感があります。
そんなに長い道でもないので、すぐに保存地区の出口に着いてしまいました。
普通は中小田井駅を起点として南下していくコースが想定されているので出口というか入り口か。
平日のこんな時間に、繋がっているか繋がっていないかわからないような私道を通り抜けて
普通とは逆行して歩いてくる人は珍しいのかもしれません。
自分なりの楽しみ、納得を見つけられるなら、そんな生き方も悪くないのかも。
中小田井駅に着いた頃には夕暮れ時になっていました。
東ハトの名古屋支店のあるビルが綿新ビノになっていたけど、レはどこに。
おすすめのラーメン屋に辿り着きましたが、開店時間には少し早かったのでしばらく待ちました。
やっと中に入ると、温度差で眼鏡が曇って一時的に視界を閉ざされる眼鏡チームたち。
この街歩きも終わりという時に、用事があって来られなかった人が1人合流しました。
2年ぶりに来た店でしたが、皆の評価も高くて良かった。
はるばるラーメンだけ食べに来てそのまま解散というのも申し訳ないので、残った人で喫茶店に。
来月あたりに瀬戸に行きたいという話や、ケーキ会の話題などがあったように思います。
自分は店のソファの隙間に潜り込んでいったヤモリに夢中でした。
今回ブログで出てきた地名などをGoogleMapsで見ると当日どんなルートを通ったのか
大体辿れると思います。ストリートビューで時空を超えてエア街歩きを体験してみてください。
地図上には猫も、ヤモリも、カカポもいないので当日の生の思い出には及びませんが、
また現実逃避のために街歩きは続けたいと思っていますので、関心のある方は次の機会にどうぞ。